新春ごあいさつ

新年のご挨拶

日本労働組合総連合会
会  長    古賀 伸明

高木会長 新年おめでとうございます。

 

 昨年はいわば歴史の転換点の年、そして今、希望の国へとパラダイムシフトする年、2010年を迎えました。

グローバリゼーションの激化と新自由主義の下で、飽くなき強欲が支配する金融資本主義が暴走の末に破綻、世界同時金融危機を引き起こし、その結果、世界同時不況に陥りました。

 市場原理主義は私たちが住む社会や生活に大きな爪痕を残しました。社会的公正や安心・安全が揺らぎ、格差は拡大し、先進国としてこれまで想像もできなかった深刻な貧困問題に直面しました。地域のコミュニティも破壊され、不安と不信の社会を招いてしまいました。しかし、世界は新しい道を模索しはじめています。新自由主義の本家である米国ではオバマ民主党政権が誕生し、国際社会では雇用やディーセントワークを確保するための協調の動きも見られます。わが国においても新自由主義的政策を推し進めた自民党を中心とする前政権に国民はノーを突きつけ、長年の悲願であった政権交代が選挙を通じて実現しました。

 利益や効率が最優先されるむきだしの競争社会では人は生きていけません。「連帯と相互の支え合い」という協力原理が活かされる社会、ぬくもりのある思いやりの社会とするため幅広い国民的合意を形成しなければなりません。不安と不信の国から希望と安心の国へ。価値観の転換を図るためのキーワードである「連帯」「公正」「規律」「育成」「包摂」といった5つの理念を重視して、力強い内需に支えられた層の厚い中間層を復活する必要があります。

 連合は昨年結成20周年を迎えました。私たちはこの歴史に学び、これから次のステージに向かってナショナルセンターとしての自覚をさらに強め、責任と役割を果たすため全力を挙げてまいります。連合が支援する民主党を中心とした新政権が誕生したことにより、希望の国へと変えていく環境は徐々に整いつつあります。今年の参議院議員選挙でもさらなる地固めをし、2010年こそ将来に希望が持てる日本に変える年にしなければなりません。

 すべての働く者の連帯による、すべての働く者のための労働運動を推進し、「労働を中心とした福祉型社会」を目指し「希望と安心の社会を築く」ことに全力を挙げる決意を申し上げて、新年の挨拶とさせていただきます。

 

笹森 清
 (中央労福協会長)
古賀 伸明
 (連合会長)
岡田 康彦
 (労金協会理事長)
石川 太茂津
 (全労済理事長)
山下 俊史
 (日本生協連会長)
後藤 潔
 (全住連理事長)
高橋 康夫
 (全国会館協会長)
齊藤 正己
 (全勤旅連合会会長)
藪内 義弘
 (全国労信連会長)
角田 修作
 (日本再共済連理事長)
永戸 祐三
 (労協連理事長)
南雲 弘行
 (ワークネット社長)