新春ごあいさつ
2010年年頭挨拶

笹森会長労働者福祉中央協議会
会長 笹森 清

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は、国民の激しい怒りの中で政権交代が実現し、日本の政治体制が大きく転換しました。しかし、経済や雇用は依然として深刻な状況にあり、30年にわたって吹き荒れた新自由主義の嵐は、社会の分断や地域の崩壊など、日本社会に深い傷跡を残しています。ここからどう再生していくか。国民生活を第一とする新政権の真価が問われるのはこれからです。政権を選択した国民も、傍観者であることは許されません。

 働くことは生きること。その働くという現場が破壊され、生活が壊されていくことに対して立ち向かわない労働運動や福祉運動はありえない。貧困をなくし、人と人とのつながりを再生し、「すべての人が居場所を見出すことのできる社会」にするために、政治にも私たちの運動にも“魂”を入れていかなくてはなりません。

 中央労福協は結成60周年の節目にあたる昨年11月の総会で、10年先を見据えた「労福協の理念と2020年ビジョン」を採択し、「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」に向かって挑戦していく決意を全体で共有しました。これからの社会は、市場や国家のみならず、私たち連帯・協同セクターが国民の暮らしを支え、社会改革の担い手として重要な役割を果たしてかなくてはなりません。

 そのためにも、労働組合と協同事業団体が一体となって、国民の共感を呼ぶ社会運動や事業、地域に根ざした顔の見える活動を展開していくことが必要です。中央労福協は、これからも「福祉はひとつ」という設立の原点を忘れずに、労働運動、協同事業団体、消費者運動、NPO・市民運動を結びつける“かすがい役”としての役割を果たしていきます。

 新しい時代の扉は開きました。これからの私たちの行動が、社会の、国の“かたち”を決めていくのです。60年にわたり積み重ねてきた自分たちの運動にもっと自信をもって、みんなの思いをひとつにし、新しい「理念とビジョン」に基づき社会を変えていく確実な一歩を踏み出しましょう!
 

笹森 清
 (中央労福協会長)
古賀 伸明
 (連合会長)
岡田 康彦
 (労金協会理事長)
石川 太茂津
 (全労済理事長)
山下 俊史
 (日本生協連会長)
後藤 潔
 (全住連理事長)
高橋 康夫
 (全国会館協会長)
齊藤 正己
 (全勤旅連合会会長)
藪内 義弘
 (全国労信連会長)
角田 修作
 (日本再共済連理事長)
永戸 祐三
 (労協連理事長)
南雲 弘行
 (ワークネット社長)