新春ごあいさつ

ともに地域にあって、生活・暮らしと地域のために、
よい仕事をし、社会の明日の希望のために闘う

日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会
理事長 永戸 祐三

 謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
 資本のグローバリゼーションと金融資本主義経済の危機の時代の中で、昨年3月に起きた東日本大震災・原発破綻は、これまでの我が国の社会や経済、労働や生活のあり様に対して根底的な反省を迫るものでした。それは、大工業社会を支えてきた原子力エネルギー政策からの根本的転換であり、地域コミュニティの再生と結んで、人と人の絆に支えられるような生活と地域、労働の新しいあり方—F(食料)・E(エネルギー)・C(ケア)を柱とする自給・循環型のコミュニティ経済−を、市民協同の力で地域から無数に創り出していくことではないでしょうか。
 私たち労協連は、2012年初頭にあたって「ともに地域にあって、生活・暮らしと地域のために、よい仕事をし、社会の明日の希望のために闘う」をスローガンに、「働きたい」と願う誰もが安心して働ける社会、そしてその「働き」がコミュニティの再生と生命の循環に寄与しながらディーセントワークの実現へと向かう−「完全就労社会」と「新しい福祉社会」の創造に向けて、この1年奮闘してまいりたいと思います。
 今後とも、一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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