新春ごあいさつ

新しい年を迎えて

日本生活協同組合連合会
会長 浅田 克己

 本大震災で被災された全ての方々にあらためて心よりお見舞いを申し上げます。また、中央労福協の皆様はじめ関係各位には、継続的に復興支援に取り組まれていることに深く敬意を表します。
 未曾有の大災害を経験した日本社会は、被災地での助け合い、海外や全国からの支援の輪の広がりを通して、社会や家族のつながりの大切さを再認識しました。本年は、国連が定めた「国際協同組合年(IYC)」です。生協も協同組合はじめ様々な団体との連携をこれまで以上に深め、地域における人と人とのつながりを強める取り組みに励んでまいります。
 全国の生協は、2011年6月の日本生協連通常総会で、10年後の生協のありたい姿を描く「日本の生協の2020年ビジョン」を決定し、事業・活動・社会的取り組みをつうじて、被災者の生活再建や地域経済の再生をはじめ、人々のふだんのくらしにより貢献できる生協をめざすことを確認しました。被災地の困難と願いは、全国の生協の困難と願いです。全国の生協の組合員・役職員は、たすけあいの力を示し、復興が実現するまで、長期的に支援に力を注ぐ決意です。
 一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げるとともに、本年が皆様にとって実り多き一年となりますよう心からお祈り申し上げます。

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