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全国住宅生活協同組合連合会
代表理事理事長 中居 信明
 新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
東日本大震災から２回目の冬を迎えましたが、復興・再生があまり進んでおりません。被災された方々の一刻も早い安定した生活が取り戻せることを心よりお祈りいたしております。
さて、リーマンショック以降の経済は、米国の「財政の壁」問題や長期化する欧州の債務問題、新興国経済の減速、円高などで先行き不透明感が継続して見受けられます。さらに、所得の低迷や格差拡大、厳しい雇用情勢などに歯止めがかかっておりません。経済回復の好材料は見込まれない状況です。
私どもの住宅生協を取り巻く環境は、相変わらず厳しいものがあります。しかし、昨年は「復興支援・住宅エコポイント」制度が復活し、住宅産業に携わるものにとっては顧客獲得に向け明るい材料でした。さらに、本年は来年４月に予定されている消費税増税を控え、駆け込み需要が見込まれます。ある経済研究所では、本年後半は住宅投資が二桁上昇と予想しております。
各住宅生協は本年も組合員のニーズに応える住宅を提供する とともに、快適な住環境作りに努めて参る所存です。当該する地方労福協や地方連合会の皆様方、また事業団体の皆様方のこれまで以上のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。と同時に皆様方のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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