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 全労済
代表理事 理事長 中世古 廣司
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
昨年、私たちは、火災共済事業を開始以降６０年という節目を迎えるとともに、創立６０周年に当たる２０１７年度までを対象期間とする、新たな中期経営政策『Ｚｅｔｗｏｒｋ‐６０』（以下、『Ｚ‐６０』）を確立しました。
本年は火災共済事業６０周年の感謝を込めて、新たな火災共済・自然災害共済『全労済の住まいる共済』を提供するとともに、『Ｚ‐６０』に示した「事業構造改革」「組織改革」「意識改革」を断行し、その最重点目標である「事業の回復」と「常に健全な事業基盤の確立」の実現をめざす所存です。
さて、昨年の年頭所感は、「一を止める」としました。茶の道を究 めた千利休は、「稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一」という歌を残しています。私たちにとっての「十」とは、『Ｚ‐６０』の最重点目標の「重（十）」、『全労済の住まいる共済』の「住（十）」、事業の回復をめざして「マイナス（一）」から転じての「プラス（十）」であり、それぞれを極める決意を込めて、本年の年頭所感を「十を極める」とします。
本年もまた、厳しく難しい環境のもと、険しくはるかな道のりが続きますが、みんなで「一」より始めて「十」を極める一年にしたいものです。
むすびに、皆様方のますますのご健勝とご多幸を心より祈念申し上げます｡
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