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 全国住宅生活協同組合連合会
代表理事
理事長 中 居 信 明
新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
東日本大震災から３回目の冬を迎えましたが、まだまだ復興・再生が進んでいないように見受けられます。そんな中、昨年は2020年のオリンピック開催地が東京に決定したことは、大変喜ばしいことです。開催の特徴は、メインの競技場やサッカー場、選手村は新設されますが、既存の施設を極力利用するということです。
出来るならば、その建設事業が被災地の復興・再生に影響を与えず、被災された方々が一刻も早く元の生活に戻れることを心よりお祈り致しております。
住宅生協は、最盛期には50を超える単協が設立されましたが、諸般の事情により解散や精算を余儀なくされ、現在では14団体という状況になりました。
しかし、住宅生協そのものが、一定の役割を終えたとは考えておりま せん。私どもは、労働組合運動における自主福祉運動の一役を担う福祉事業団体として、これからも事業を展開していかなければならない使命と責任があると考えております。
そして、今の時代に即した福祉運動を推進していくことが、私どもが果たすべき最大の責務だと考えているところです。
本年は「甲午(きのえうま)」です。午の「活発な行動力」に甲の「伸びる」「発展する」性質が加わり、何事においても発展、前進していく年だそうです。
住宅生協連合会に加盟する各住宅生協は、本年も組合員のニーズに応える住宅を提供するとともに、快適な住環境作りに努めて参る所存です。当該する地方労福協や地方連合会の皆様方、また事業団体の皆様方のこれまで以上のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げます。
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