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 日本生活協同組合連合会
会長 浅田 克己
新年あけましておめでとうございます。
中央労福協はじめ関係各位におかれましては、生協の事業・活動へのご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は円安の進行、株価の値上がりなどで大手企業、輸出産業を中心に業績が大きく回復しました。しかし、その一方で消費者の普段のくらしは、電気料金の値上げ、灯油の高騰、食品の値上がりなど、以前にも増して厳しい状況が続いています。私たちはこうした現実にしっかりと向かい合い、くらしに寄り添い、地域でのつながりを広げ、より豊かなくらしを求めて、活動と事業を強めていかねばならないと思います。
東日本大震災から３年が経とうとしています。全国の生協でも、労福協の皆様とともに、被災地、被災者に寄り添い、復興支援活動に継続的に取組んでまいりました。
震災支援の活動とともにこの間全国の生協で広がっている取り組みは、地域のくらしを支える活動です。高齢者の見守り協定や災害支援の協定はさらに広がりをみせ、配食事業や買い物が不便な地域を回る移動販売車は地域とのつながりを深めつつあります。
 中央労福協におかれましては、2012国際協同組合年を契機として、「労働団体・事業団体連携行動委員会」を組織され、労働組合と協同組合との連携強化や共助の輪の拡大を目標に昨年１年を通じて議論を重ねてこられました。引き続き労働運動と協同組合運動をつなぐ役割を果たされることを期待しております。
本年は、１７年ぶりに消費税が増税されます。厳しさを増す消費者の普段のくらしを支えるため、助け合いの組織として、労福協の皆様とともに取組んでまいりたいと思います。
この１年が皆様にとって実り多い年になりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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