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 日本生活協同組合連合会
会長 山下 俊史
新年おめでとうございます。
労福協の皆様、ご関係者の皆様が日夜努力を積み重ねてこられましたことに、敬意を表したいと存じます。
世界は地球温暖化、貧困・飢餓、平和の問題に直面し、国内でも先行きが見えない経済情勢と人口減少・高齢社会を背景にくらしの不安が高まる中、地域社会における人と人との絆を様々な形で強めていくことが求められています。一昨年、国連総会が2012年を「国際協同組合年」と決定したことは、諸問題への対処において協同組合や協同組織に大きな期待が表明されたものと受けとめています。
本年、日本生協連は創立60周年を迎えます。国民生活が依然困窮していた1951年、賀川豊彦を始め全国の生協の先達は「平和と、より良き生活こそ生活協同組合の理想」と宣言して日本生協連を創立し、各地で様々な問題や矛盾に挑戦しつづけてきました。大きな転換期を迎える今、全国の生協と日本生協連は10年後の生協のありたい姿を描く「生協の2020年ビジョン」づくりを進めています。生協は労福協の皆様とともに、地域における信頼・絆の核となり、くらしを支え続ける確かな存在でありたいと考えます。
一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げるとともに、本年が皆様にとって実り多き一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
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