協同組合年ロゴ

労働者福祉事業としての協同組合

安心・共生の福祉社会に向けて

国連は2009年12月の総会で2012年を国際協同組合年と定める決議を行いました。これまで様々なテーマで国際年が設定されてきましたが、固有の組織形態が指定されたのは初めてです。

国連が国際協同組合年を定めた背景

グローバル経済の進展、市場原理主義のもと世界的規模での貧困と格差が
拡大している中で、協同組合が貧困の解消に寄与してきたことや、市民が
協同して行う社会的事業体としての役割が評価されました。

2008年以降の金融・経済危機に対して、協同組合が耐久力・回復力を
示したことが積極的に評価されました。

 

【国連のスローガン】

協同組合がよりよい社会を築きます

Co-operative enterprises build a better world

国連の期待、それは「市場経済だけでは解決できない諸問題での貢献」

協同組合はこれまでも国連のパートナーとして、貧困、社会的排除、食糧、環境、居住、高齢化・人口問題、男女共同参画など、市場経済だけでは解決できない諸課題の克服に取り組んできました。国連は協同組合のこうした「よりよい社会」づくりへの貢献、特に以下の3つの分野での協同組合の果たす役割に期待しています。

1. 貧困の根絶

 

2. 雇用の創出

 

3. 社会的統合の強化

富を公平に分配する協同組合の機能に着目し、貧困の根絶、特に国連ミレニアム開発目標(2015年までに貧困を半減)への寄与が期待されています。

 

協同組合は世界で1億人、日本で64万人を雇用しています。また、働きがいのある人間らしい仕事を創出する主体としても注目されています。

 

社会的排除・孤立化が進む中、女性、若者、高齢者、障がい者等の最大限の社会参加を促進する協同組合の役割が期待されています。

 

社会に協同組合をアピールしよう!

 

こうした協同組合の社会的価値を評価し、国連は各国政府と関係者に
対して、協同組合の認知度を高め、協同組合の発展を奨励、促進するよ
う求めています。

国際協同組合年を通して、協同組合の社会的役割や意義をみんなでア
ピールしていきましょう!