5月11日〜12日、静岡県三島市にある「東レ総合研修センター」において、16名の研修生を対象に、第4期労働運動・労働者福祉運動理念・歴史講座が開校された。
開校の冒頭、主催者を代表して中央労福協の高橋均事務局長より、各労組や事業団体が歴史的に設立された創業の趣旨を、互いに理解しあい、互いの業務に任務に活かして欲しいと挨拶。その後、中央労福協の笹森清会長を講師に「労働運動・労働者福祉運動の理念・歴史」の講義を受けた。続いて、早稲田大学の田村正勝教授より「日本社会と協同組織事業に期待するところ−危機の時代の"ものの見方考え方"と"惜福の経済"−」と題した講義を受けた。
二日目は、全国で展開しているライフサポートセンターの進捗状況報告として、埼玉県労福協の鈴木雄一専務理事により「ネットワークSAITAMA21運動の理念と目指すもの」と題した講義を受けた。続いて、労金協会の千原茂昭氏により「創業の理念を今こそ暮らしのなかに」と題した講義を受けた。最後に、全労済全国組織事業本部の鈴木豊課長より「全労済のあゆみと現況」と題した講義を受け閉校した。
また、5月18日〜19日、ろうきん研修所富士センターにおいて、14名の研修生を対 象に、第3期労働運動・労働者福祉運動の理念・歴史フォローアップ講座が開校された。中央労福協前事務局長の菅井義夫氏により「社会的共感の得られる運動のために」と題した講義を受けた。続いて連合中央アドバイザーの大出日出生氏による「労働相談の実情と組織化への挑戦」と題した講義を受け(写真右)、研修生同士による労働相談のロールプレイングが好評だった。翌日、講評と閉校式後、履修証を交付して閉校となった。
なお、5月27日〜28日神戸市で開催予定だった「理念・歴史講座」西日本会場は、諸般の事情により8月7日〜8日に延期となった。
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