2007年度国内交流を石川県労福協のライフ・サポートセンターで開催。

 

 今年度は石川県労福協における、ライフ・サポートセンターの取り組みについて視察・交流を中心に、開催した。
 石川県労福協のライフ・サポートセンターは、退職者と現役労働者が労金や全労済等の各事業団体と一体となり、「スポーツ、レクリエーション及び文化活動」「暮らしの相談ネット」「事業団体の顧客拡大」「地域社会への貢献、子育て支援とボランティア活動」を活動の四本柱とし、会員相互の連携及び生涯を通じた付き合い(生涯組合員構想)を目指しています。当センターは、連合・労福協が中心となり労金・全労済の事業団体と連携して取り組みを進めているのが特徴です。

 

 

1.日 時

4月26日(木)13:50 〜 4月27日(金)12:30

 

2.場 所

石川県勤労者福祉文化会館 (フレンドパーク石川)
〒920-0024  石川県金沢市西念3―3―5

 

2007年度国内交流「in 石川」実施報告書

徳島、山口、沖縄に続く今年度で四回目を数える2007年度の国内交流が、2007年4月26〜27日に開催され、石川労福協のライフ・サポートセンターの取り組みについて学習を深めました。なお、研修会には全国から68名、石川県から7名、合計75名(NPO団体より4名)の参加となり、活発な意見交換がおこなわれました。

主催者挨拶として中央労福協菅井義夫事務局長の能登半島4月26日27日労福協国内交流_003.jpg地震被害へのお見舞いの言葉で始まり、石川県労福協理事長(連合石川会長)川淵尚志氏より、過剰反応により観光客の減少や旅行のキャンセル等が発生しているが、風評に踊らされることなく石川県を活用いただきたいとの歓迎挨拶がなされました。

引き続き、連合石川事務局長上田弘志氏よりライフ・サポートセンター設立までの取り組みについて、「21世紀福祉運動強化委員会」を設置し議論を積み上げてきたことや9地区の地域サポートセンター立上げに至るまでの取り組み報告を受けました。また、今後の課題としては会費徴収や財政問題が浮上しているとの報告もなされました。

休憩をはさみ、石川県労福協専務理事才田巖氏より、ライフ・サポートセンターの事業活動、福祉なんでも相談や緊急サポートネットワーク事業の取り組み報告がなされ、参DSC01332.JPG加者は石川の取り組みについて熱心に聞き入っていました。

連合石川と石川労福協の報告を受けて、央労福協菅井事務局長がコーディネーターとなり、パネラーとして、連合石川事務局長上田弘志氏、石川県労福協専務理事才田巖氏、北陸労金石川県本部副本部長長田孜氏、全労済石川県本部専務理事水野志郎氏に登壇いただき、参加者との意見交換が活発に行なわれました。特に、サポート事業に関わる事業団体職員の身分問題や自治体の補助金の活用、提供サービスの告知の有り方等真摯なやり取りがありました。

意見交換の最後にNPO団体を代表し、田中尚輝氏より、「国内講座に連続して参加しているが、年を追うごとにサービス提供を実施することを前提にした意見が数多く出され、全国で熱心に取り組まれていることに頼もしさを感じる」旨の発言がなされ、白熱した意見交換をもって一日目は終了しました。なお、会場にて参加者の皆様方から寄せられた能登半島地震被害に対する見舞金56,191円が菅井事務局長より川淵石川労福協会長にたくされました。

DSC01338.JPG国内交流二日目はバス2台にて「白山・野々市地域ライフ・サポートセンター」(白山市殿町46番地)に移動し、センターの視察と具体的な地域センターでの活動報告を石川県労福協専務理事才田巖氏、白山・野々市地域ライフ・サポートセンター会長油省三氏、事務局長福村滋氏より報告をいただきました。特に退職者とサポートセンターをつなぐ日常的なイベント企画等の開催報告には興味深くうなずいている参加者も少なくありませんでした。

二日間にわたった国内交流も石川労福協に対する御礼の拍手で幕を引きました。四団体合意に基づく「暮らしに関わるサポート事業」は既に全国で10ヶ所の労福協において、設置がされており、2007年度中に新たに18の労福協での立上げが予定されています。これからのサポート事業に活かしていただくことを参加者の皆さんにお願いし、実施報告とさせて頂くとともに、ご苦労をいただいた連合石川をはじめ、石川労福協関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。

以 上

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